木村哲夫「クワガタとカブトムシ」
今日は、初めて講座に来てくれた男の子、ひかるくんの作品をご紹介。
年齢聞くの忘れちゃったけど…確かまだ幼稚園だった気がします。違ってたらごめんね。
ちなみに手前のカラフルなやつは、途中で来てくれた大人の方が折ったもの。
テーブルの木目ともマッチして、いい感じにリアリティが出ています。
出典は、月刊おりがみ8月号(516号)。
タイトルは「ハッピーサマー」
今回の作品のほかにも「コノハムシ」「バッタ」などの昆虫や、お子さんが喜びそうな「三葉虫」「ひまわり」など、夏の題材が盛りだくさんのテキストです。
ということで、今日のコラムでございます。
❶飛び入り参加の男の子。
❷恐竜よりも昆虫が熱い。
❸繋がる縁のありがたさ。
では、どうぞ。
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❶飛び入り参加の男の子。
私たちがいつも部屋を取っている施設には、ロビーにフリー折り紙スペースがあります。
私が定期講座の準備のため、早めに会場入りした時のこと。
ロビーで男の子が一人、折り紙をしていました。
お兄ちゃんは、隣のグランドでサッカーの試合、お母様はその引率。その子(ひかるくん)は、終わるまで留守番をするんだとか。
まだ時間もありそうだし、せっかくなので講座に誘ってみたところ、ちょっと緊張しながら会場に来てくれました。
❷恐竜よりも昆虫が熱い。
さて、まだ誰も来ていないし、何を折ろうか?
と考えていると…
ひかるくん、さっきからお母様のスマホでテレビを観ていると思ったら、夏休みの昆虫特番でした。
昆虫好きの少年が折り紙をしている…ということは!
はい、カブトムシ一択ですね。
恐竜の本も見せたけど、 やはり昆虫推しでございました。
昆虫というと、脚6本や細部まで表現したような複雑なものが多い気がしますが、今回の題材はサクサク作ることができました。
クワガタよりもカブトムシに苦戦していましたが、どちらも短時間で完成。
羽根が開くギミックがお気に入りで、とりわけ嬉しそうでした。
❸繋がる縁のありがたさ。
サッカーの試合が一段落したらしく、途中からお母様が顔を出してくれました。
なんでも、家で毎日折り紙をやっているそうです。
折り図の理解も早いし、手つきも慣れてるなーと思ったら、そういうわけだったんですね。
「壁に貼ったら部屋が夏っぽくなりますよ」
「段ボールの内側でジオラマが作れますよ」
などなど、色々アドバイスさせていただいたところ、興味深そうに聞いてくださいました。
お子さんが折り紙に熱中するのを、いつも優しく見守ってあげているのかな、という印象を受けました。温かいご家庭の様子が目に浮かびます。
今回は飛び入り参加でしたが、今後の活動にも興味を持ってくれたようです。
新しい繋がりが、また一つ増えて嬉しいです^^
<テキスト紹介>
月刊おりがみ516号
今回の「クワガタとカブトムシ」をはじめ、夏の題材が満載。
暑い日のインドア工作や、自由研究にいかがですか?