新年度はじめての1週間をアクセル全開で生き抜き、心身ともにガス欠です!
皆さんの中にも、今週からガラッと環境が変わり、お疲れの方もいらっしゃると思います。
土日休みの方は、ゆっくりお過ごしくださいね。
さて、今日ご紹介するのは「ヨット」です!
大きなマストが特徴の、シンプルな作品。
「おりがみ4か国語テキスト100」の78番目に載っています。
今日は原点にかえって、フォーマルな作品紹介といきましょう!
❶最後は「内側」から攻めるべし
❷あなたはウラ派?オモテ派?
❸飾ってよし、遊んでよし
では、どうぞ。
♦︎♦︎♦︎
❶最後は「内側」から攻めるべし
特徴的なのは、最後に船体部分をひっくり返すシーン。
気を抜くとビリッと破れてしまうので、ちょっとコツが要ります。
「内側から攻める」
これを意識しましょう。
フレーム部分には力をかけずに、中心を大胆に凹ませます。
一瞬クシャッとなりますが、すぐに直ります。
放置しない限りシワにはなりません。
そのまま紙の弾力を利用して、少しずつ裏返していきます。
あくまでも、フレーム部分は最後です。
最後に、中心をキッチリ整えればOK!
ヨットは船体部分が小さいので、不安な方は、同じテキストに載っている「ボート」で練習しましょう。
1枚まるまる船体なので、パーツが大きく、コツを掴みやすいです。
❷あなたはウラ派?オモテ派?
この作品は、裏表どちらで折ってもキレイです。
テキストどおり折ると、マストが白、船体が色付きになります。
白いマストも清潔感があって良いのですが、個人的には裏向きの方が好きです。
絵柄がつぶれやすい多くの作品と比べて、ヨットは絵柄を全面的に活かせるんですよね。
大きめのイラストや、キャラクターなんかも相性が良さそうです。
素材によって色々な表情を楽しめるので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。
❸飾ってよし、遊んでよし
ヨットの優秀なところは、まだあります。
まず、飾りやすい。
青い紙を下に置くだけで、一気に世界観が変わります。
ビンに入れて、ボトルアートしている方もいます。
砂やビーズを敷いて、ヨットを忍ばせれば…
最高におしゃれなインテリアに!
そして、遊べる。
広いマストには絵も描けるので、お子さんにも喜ばれそうです。
おまけに、「防水素材を使えば、水面に浮かぶ」とテキストに書いてありました。
お風呂の時間が楽しみになりますね。
安定させるために、船底に重りを仕込んだ方が良いかもしれませんね。
私もまだ未検証なので、やった事のある方、結果を教えていただければ嬉しいです!
ちなみに、「息を吹きかけると進むかな?」
と思って吹いてみたら、ぶっ飛んで転倒しました。
人が乗っていたら大事故でした。
ハデに遊ぶなら、同テキストの「フーフーヨット」がオススメです。
♦︎♦︎♦︎
というわけで、久しぶりに「おりがみ4か国語テキスト100」の作品をご紹介いたしました!
これは、折紙講師の参考書にもなっているテキストです。
ハードな複雑系やユニットものに疲れたら、こうした素朴な作品に立ち返ってみてはいかがでしょうか。
折り紙の魅力を、再発見できると思いますよ(^o^)
【2019/04/07追記】
本作品を「伝承作品」と紹介しましたが、公開後にTwitterにて、伝承作品でない可能性を教えていただきました。
1976年の「おりがみ6号」にて、青木光枝さんの作品として紹介されているようです。
それと、テキスト下に作者名「青木光枝」と記載されていることを見落としていました。
したがって、文中から伝承であるという旨の表記を削除いたしました。
表記に不正確な点があったこと、お詫び申し上げます。
教えていただいた方、ありがとうございました。