「折り図を試してくれる人を募集します」
Twitterで、♨️Abraham♨️さんがこんな公募をしていました。
何これ。
めっちゃ楽しそう!!
チャレンジしようと思っていた他の作品を放り出して、条件反射で手を挙げさせていただきました。
作ったのは、この3作品。
❶ふつくしい鶴v3(祝い鶴)
❷ばらづる2.5
❸八分音符
「理解できるか」
「間違いがないか」
「より良い表現はないか」
などの項目をかなり細かくチェックするという、光栄な役割。
自分のテクと経験をフル活用して折った3作品を、一挙にご紹介!
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❶ふつくしい鶴v3(祝い鶴)
体と羽のコントラストが美しい、飾り物にピッタリの作品。
完成品は少し上を向いて、とても上品です。
どんな絵柄でも華やかですが、オススメ金・銀などのホイル紙。
薄いので、しっかりプレスできます。
羽の下部分のギザギザは、端を細くしなくても綺麗です。
折る人のレベルによってゴールを決められるのも、嬉しいポイントですね。
❷ばらづる2.5
こちらは、ちょっと難度が高め。
複雑な仕込みや、立体的な折りたたみ方の説明には、Abrahamさん本人もかなり悩んでおられたようです。
私も4つ作って、やっと納得のいく仕上がりになりました。
最後はセリアの「マーブル」で締めくくり。
なお、「ばらづる」は神谷哲史さんの作品も有名です。
(昨年3月24日に紹介)
masanii-origami.hatenablog.com
「巻きの深み」「枝分かれ」などが異なります。
どちらも甲乙つけがたい、美しい作品です。
❸八分音符
蛇腹だけで作る、ユニークな作品。
角度や広げ方を変えるだけで、こんなに自由なデザインができのは驚きです。
シルバーの音符は、本来の16等分をさらに分割し、32等分の蛇腹で作っています。
より繊細な印象に、そしてカーブが滑らかになります。
Abrahamさんは、蛇腹の使い方が本当に上手です。
以前にも紹介した「ちょうちょ」は、直線構造から曲線が生まれる代表的なケースです。
(昨年8月14日)
masanii-origami.hatenablog.com
良かったら、後程チェックしてみてください。
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未公開の折り図に触れて、しかもブラッシュアップのお手伝いまでできるなんて…
貴重な体験をさせてもらえて、とっても感謝です。
これらの作品を折りたい!
という方に、Abrahamさんの講習の告知をさせていただきます。
5月1日(水)〜5日(日)
「光と影の折り紙作品展」にて、これらの3作も含めた10作品以上の折り図にチャレンジすることができます。
場所は、つくば市民ギャラリー。
時間は10:00〜16:00(5日は15時まで)。
入場・体験は無料です。
お近くの方は、ぜひ行ってみてくださいね。
<素材紹介>
トーヨー折り紙「千代紙づくし」
和柄を使いたいけど、和紙は折りにくい…という方にオススメ。
洋紙に和柄とプリントした、イイとこ取りの商品です。
付属のプラスチックケースは、中身を使い切った後にも重宝します。
(私もずっと使っています)
両面版もあり。