木村良寿「おりがみのはこどうぶつ」より、「はこくじら」
先月あたりから親子で講座に来てくれている、さいちゃん&としくん。今回の作品はとしくんのお母様、さいちゃんが折ったものです。
なにこれ、めちゃかわいい。
今回、図書館から借りてきた本をドッサリ持ってきて、何を息子に折らせるのかと思いきや、お母様がやる気満々でした。
※書籍はこちら。
ということで、今日も3本立てでお送りいたします。
❶お母様、ようこそ。
❷口でなく、手で伝えよう
❸「あっ!なるほど!!」のインパクト
では、どうぞ。
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❶お母様、ようこそ。
さいちゃんは前回、としくんの横で少しだけ講座に参加していました。
しかし今回は、序盤こそ2人でアヤメを折っていたのですが、途中から他の参加者の方にとしくんを託し、写真の作品「はこくじら」を1人で折っていました。
こんなにかわいい仕上がりになるとは、本人も思っていなかったようで、とても感動されていました。
これは…もしかしてお母様、今後折り紙にハマってくれるのでは!ウェルカム\(^o^)/
❷口でなく、手で伝えよう
今回の作品は「箱」がテーマですので、途中で立体的にする必要があります。慣れた人ならポコポコ作っていけるのですが、初めて折り図を見る人にとっては、平面に描いてある立体を想像するのは、なかなか難しいものです。
こういう時には、同じものを同時進行で作っていくのが一番良いのですが、今回はつきっきりにはなれなかったので、作品をちょっと拝借。私の手で折り図通りに進めてみて、何となーく理解してくれたところで、元の工程に戻してお返しします。
こうすれば、直前の記憶を頼りに、自分の手で折り進めることができます。
❸「あっ!なるほど!!」のインパクト
参加者の方かどうしても行き詰まった時に少しだけアドバイスをすると、「あっ!」と目の色が変わる瞬間があります。この時って、大人も子供も同じ表情をしているんですよね。不思議なものです。
頭の中に、新しい風が吹き抜けた感じでしょうか。自分で悩み抜いた末に、ふと解決策が見つかった瞬間も同じかと思います。
こうやって覚えた事って、なかなか忘れないんですよね。しかも、このインパクトは強烈で、どんどん前に進みたくなります。こうなると、もう折り紙はやめられません。
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思い返せば私も、このような瞬間を何度も経験して、その喜びが忘れられず、今まで折り紙を続けてきた気がします。
そして今、講師として参加者の方に折り紙を教えるようになりました。この立場で、同じような瞬間に立ち会った時には、自分の事以上に胸が熱くなるものがあります。
このインパクトを知ってしまったら、もう講師はやめられません。